ということで、何も考えず奥羽本線に沿って南下し、
国道47号で山形県鶴岡市の羽黒山(はぐろさん)へ向かう。
奥の細道最上川ラインは、屈指の景勝地ルートだ。
最上川の流れは雄大で穏やか。
連なる山々と青空と。たわわな稲は黄金色を。
風に揺れる可憐な白色は、そばの花だ。
ふと、鳥居が垣間見える。
天気良好。紅葉にはまだ早い。
気持ちよさそうな川下りを横目に、県道45号にのる。
あぁ、ここは。
なんて素敵な牧歌的な風景だろう。
懐かしくて、少し悲しくなる。
すれ違うツーリングの方は一層、気持ち良さそうだ。
羽黒山の入り口は二か所あるようで、
無知な自分は山頂側の駐車場に止めることとなった。
もう一方は2000段超の石段を登ってくるコースだ。
雰囲気も取り囲む自然も素晴らしい。
それにしても人が多い。人が多いのは不得手だ。
奥には、東日本大震災犠牲者慰霊之塔が並ぶ。
思い出したくないあの日を、忘れないように。
「懐かしい想い出」「喜びも悲しみも」「あなたを救う」
そばの花言葉だそうだ。
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